キレイな家を目指したい

物臭だけどキレイな家に住み続ける方法を模索しています

【2023年度版】10分間、本気で片付けてみた(7) 「タンスの肥やし」からの解放

 当初は「自分の環境なら忙しくても10分くらいは時間が取れるだろう」と思っていました。正直、1ヶ月くらいでそれなりに片付いて終わるものだと思っていました。終わりません。全然終わりません。気力の無さと季節の変わり目を軽視していました。体調が悪いというわけではないものの調子が上がりません。それに加えて面倒事が舞い込むおかげで定期的に頭を抱えています。夫の「やらかし」や法事の件以外にもいろいろ発生し、「ああもう疲れる」と椅子に深く座り込み苦悶する今日この頃です。

 どのくらい疲れているかというと、昨日はコンビニでセミセルフレジなのにうっかりカウンターに小銭を置いてしまいました。夫が食べたいものがあると言うので探すために数件はしごしており、今自分がどのチェーン店にいるのか曖昧になって間違えてしまったんですよね。普段ならどう考えても間違えるわけもないのに。不覚です。不覚にも程があります。「あ! ここ違うコンビニだ」と間違いに気付くも時既に遅し。懇切丁寧に会計の仕方を説明されてしまう羽目に。相手(店員)はセミセルフ化してから何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も説明しているのだろうと推察され、恐らく半ば機械的になっているのでしょう。「大丈夫です~(分かりきってます)」と言っても説明を止めてもらえず、過剰な親切は時に人を傷つけるものだなと思いました。もはや傷口に塩。いやうっかり間違えたほうが悪いんだけども、悪いんだけども……!

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 今回は衣類をチェック。涼しさをすっ飛ばして一気に寒くなるのやめてほしい。つい先日まで夜ですら冷房が消せなかったのに、もう暖房が必要なくらい冷えるの勘弁してほしい。家の中はまだ半袖でも生きていけるくらい暖かいものの屋外ではそうもいかず、とはいえコートを出すほどでもないので加減が難しい。

 とりあえず長年着続けてヨレヨレになった服を処分することにした。それと、夫実家からの貰い物で夫が全く着ないシャツなども申し訳ないが処分させてもらうことに。

 夫実家からの貰い物の扱いは本当に難儀する。夫の誕生日プレゼントとして某量販店で購入した衣類を頂いたりしていたが、いや、某量販店が悪いのではなく、選択が本当に……うーん、いや、その。どうしても歯切れが悪くなってしまう。10代~20代前半なら着ることができたかもしれないという代物で、40代には非常に難しいものばかり。絶望的なまでに似合わず、今回処分するシャツは夫自身も好みではないのか一度も袖を通したことが無かった。Tシャツなどであれば部屋着に回せるものの、手触りが硬めでザラザラしているノーカラーシャツは部屋着に向いていない。

 ちなみにノーカラーシャツは他の年にも貰ったことがあるが、デザインのせいなのか幼稚園児のような雰囲気が漂っていた。件のシャツは色のせいもあるのか、それとも腹回りが増えたおかげで妙なフィット感が生じたせいなのか、人民服にも見えてしまう。つまり「幼稚園児の雰囲気を纏った人民服姿の中年男性」の幻影が見えた。意味が分からない。

 いわゆる「タンスの肥やし」は何かの栄養になることも無い。利活用できなければただひたすらスペースを占拠するだけの存在になってしまう。器用であればリメイクなどの道もあるかもしれない。しかし私には無理だ。素直に処分する。そう思ったら気が楽になった。