キレイな家を目指したい

物臭だけどキレイな家に住み続ける方法を模索しています

また母にコートを勝手に捨てられた

 注文住宅で頭を悩ませるものの一つが間取りであり、希望を詰め込むと予算オーバーしがちなので、人は頑張って間取りをどうにかこうにかして坪数などを減らしていくものである、そういった認識を持っていました。が、我が家の場合はそういった考えを誰も持ち合わせてはくれず、私がいくら主張したところで「まーいいじゃない」「狭いのヤダ」といった感じでスルーされ、仕方なく自分達の収納スペースなどを削るに削ったりしたものです。私だって本当は1帖くらい収納スペースが欲しかったけど、これ以上坪数を増やせないと思って諦めたんだよ……。

 そういった事情もあり2階のクローゼットに丈の長い服を掛けるスペースを作れなかったので、コートを1階の母のクローゼットの隅に掛けていました。ちなみに母が1人で使用するクローゼットの方が私達夫婦2人で使用するクローゼットよりも大きい上に、隣にはチェストも置いてあります。そんなクローゼットの片隅にコートを3着掛けていました。1着は夫のもの、2着は私のものだったのですが、昨年、私のものが1着消えました。もう20年以上着ていたもので、母からしてみたら「もういいでしょ」といった感じだったらしく、捨てたようです。まぁそのコートはどこかに着ていくというよりは雪掻きの際に着用するくらいのものだったので、勝手に処分されて若干の憤りを感じつつもグッと堪えることはできました。

 しかし先日、いい加減寒いのでコートを着ようと見たところ、もう1着も無くなっていたのです。夫のコートしか無い。つまり私の防寒着、ゼロ。朝はもう車のガラスも凍っているというのに、私だけがコート無しでガタガタ震える始末。もうホント辛い。冬越せない。というのは大袈裟としても、1着しか無いコートを勝手に捨てられて身も心も震えました。憤りで。ガタガタガタガタガタガタガタガタと。

 ガタガタしながら思い返せば今年の春先に「このコートもそろそろ買い替えかなぁ」なんて話はしていました。それを聞いて母は「もう処分していいや」と勝手に判断したのでしょう。そういう人です。しかしこちらとしては色々あって出費がかさみ困窮しており、今年はコート買い替えを諦めて着続けようと思っていたのに、そのコートが捨てられてしまってどうしていいのか分かりません。いやもう買うしかないんだけど、どうして母は私の物を勝手に処分したり人にあげたりするんだろう。そして自分のものを私に着させようとしたりするんだろう。私は私、母は母。どうしたら分かってくれるんだろう。母は昔から服ばかり買っているイメージがあって、買ってきた時に「長く着れるから」とか「将来(私が)着れるから」などと言い訳めいたことを言うけども、体型どころか骨格からして違うのに、そもそも好みも全然違うのに、どうして親子で着れると思っているのか分からない。

 コートが無い件を母に尋ねると、やはり「古そうだったから」と勝手に処分したことを認めました。そして「だからこの白いのを着ればいいのに」と、相変わらずの反応で困ります。いやだから、ハッキリ言わないとダメなのか? デブだから着れないの!(泣)そこまで言っても「じゃあ前を閉じなければいい」とか、どうにかこうにかして着させようとする母。吹雪いている時でもコートを全開にして歩けと? と言った時点でようやく諦めさせることに成功しましたが、代償として精神的ダメージをかなり受けました。どうして私は勝手にコートを捨てられた上に己がデブであるということを声高に主張して自虐しなければいけないのだろう。やっぱり無理してでも収納スペース削らないでおけばよかったなぁ。はぁ……。