キレイな家を目指したい

物臭だけどキレイな家に住み続ける方法を模索しています

ていとうけん が あらわれた!(※約100年前の)

 時折「さっさと土地相続しやがれ税金払いやがれ」と夫伯母達に向けて呪詛を吐いてきましたが、ようやく終止符が打たれそうな気配はしています。つまりようやく話し合いの場が持たれたということですが、その際に「遺産(現金)はほぼ無い」と言われたそうです。まぁそうだろな。でも夫母だけは「うまいことやられた」と納得いかない様子だったとか。実際そうだったとしても、裁判を起こしてまで争うほどの財産はどう考えても無いはずなので、労力に見合う価値があるか考えると……まぁ諦めたほうが無難。

 そんなどこぞの埋蔵金みたいな夢物語は埋めてしまいましょうね。現実的な問題は土地ですよ。田と畑。田は人に貸しているのでいいとして、畑は草刈り以外本当に何もしていないというか「え、そんな所に土地あったの?」と最近知ったくらい放置されている土地も含まれており、ただひたすら固定資産税を払い続けているという文字通り「不毛な土地」となっています。何も生み出さない負の遺産。いらねえ。

 その中に昔の夫実家が建っていた土地があるのですが、夫伯母達はその土地に対して妙に固執しています。今回の話し合いでも夫伯母達は「まだ未練はある」と言いながらも夫の名義にするという方針で一致したそうです。そんなに固執するなら相続してくださいよ税金払ってくださいよ、というか未練って何ですか未練って。未練未練って言いながら今まで特に何もしてこなかったじゃないですか。そんなに未練があるというなら石碑でも建てとけばいいんじゃないですかね。そもそも全て夫名義にするという結果になるならどうして家を建てる時にまとめて変更しなかったんですか。その時に相続キッチリ済ませときゃよかったのになんでこんなに効率が悪いんだか。二束三文の土地なぞ寝かせたって何も良いことありゃしないよまったく。この手の話になると愚痴が止めどなく溢れ出てきます。相続なんて一切関係ないのにね、私。それでも愚痴が止まらないのは全て家を建て替える際に起こったゴタゴタのせいですよ。けっ。

 何はともあれ、法務局に行ったりあれこれして夫が書類を揃えてきました。そこで発覚したことがタイトルの件です。夫伯母達が未練がましく固執している土地に抵当権が残っていたんだそうです。抵当権者は謎。氏名を見ても誰も分からない。それもそのはず、夫祖父どころか夫曾祖父時代の話らしい。恐らくもう存命してない。住所も「そんな住所あるか?」という表記で怪しい。戦前だもんなぁ。

 別に名義変更する際に抵当権が残ったままでも問題は無いものの、この先ただ税金を払い続けるということを考えると売れるもんなら売ってしまいたいというのが夫兄弟の総意らしいので、抵当権を抹消できるものならしたいそうです。身に覚えの無い抵当権、なんとその額、200円。ええ、200円。いやさすがに夫でも払えるよ200円。昭和初期の物価からすると100万くらい? よく分からないけども。

 というか、支払いが滞っていたなら普通に土地を取り上げられていると思うので、完済はしたものの抵当権を外す手続きが為されていなかったと考えるのが妥当ではないでしょうか。そして約100年の時を経て子孫が「なんじゃこりゃ!」とひっくり返るのです。まぁ200円だけど。でも、その200円のためだけに行動を起こさなければいけないというのはなんとも不毛な話です。

 ではどうするのかというのを説明する気力が足りないので、ざっくりといきます。まず抵当権者をどうにか探し出します。経過している年数からして恐らく御存命ではないので相続者を探します。見つかった場合と見つからなかった場合で後の行動は変わりますが、まぁ恐らく誰かしらは見つかるでしょう。そしたら抵当権を外したいのでご協力お願いしますと抹消登記を共同で申請しなければなりません。相続人が何人存在するかは考えたくないですね……。もし協力してもらえない場合は、えーとなんだっけ。もう分かんないや。付け焼き刃ではどうにもこうにも。

 しかしまぁ、よくもまぁ、次から次へと問題が発生するもんだと思います。

 

ああ めんどくさい!

 

 以上、心の叫びでした。