キレイな家を目指したい

物臭だけどキレイな家に住み続ける方法を模索しています

目覚めた、気がする

 なんかもう最近「目覚めた」というワードを目にするだけで胡散臭く感じるようになってきたんですが。特に「真実」とセットにすると、なんかもう、ねぇ。ええまぁ、夫職場の取引先の例のアレな人なんですけども。ことごとくゴミ情報(というか有害な情報)ばかり拾ってきては吹聴していくらしいです。ちなみに情報源はYouTube。黙って回線切るか窓からスマホを投げ捨てろ、と言いたくなります。なんかの酢とかなんかの水とか飲んだだけで予防できるわけなかろうに。というかそろそろ本気で出禁にしたほうがいいと思うんですけどね。ウレタンマスクでやって来てはついでに事務所で世間話などして帰っていくらしいです。この状況でそれは迷惑。

 そもそも夫の仕事内容を考えれば半分はテレワークでいけるはず。リスク分散のために可能な人だけでも「基本的にはテレワークで必要な時のみ出社する」にしてくれないかなぁ。せめて会社の従業員とその家族全員のワクチン接種が完了するまででもいいから。大きな会社ではないから不可能ではないんだよ。なんて、部外者が口を挟みたくなるほど、状況は刻々と悪化してきているんですよ。油断すればどこだろうが集団感染待ったなし。日本のどこでも起こり得ること。他人事じゃないんだよ。

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 冒頭の話だけで「もういいや」という気分になってしまって困ります。違う違う、主旨はそこじゃない。目覚めたのは私。猫がいなくなってから1年超、ずっと抜け殻のように過ごしていたということは以前書きました。徐々に生気は戻りつつあるものの、なんというか、まだぼんやりとした状態が続いています。それが急に目覚めたと。「このままではダメだ!」と目覚めたと。

 きっかけは……いや……路上に横たわる子猫を見てしまったこと。いわゆる「ロードキル」の現場。猫だろうと犬だろうと狸だろうと狐だろうと鳥だろうと「どうして出てきちゃったんだよ」と悲しくなると同時に人間の車社会の問題について考えてしまいながらも一個人でどうこうできるものではないと無力感を味わうことになります。当事者でもないのに。いや車のハンドル握ってりゃ誰だって当事者になり得るのよ。これも決して他人事ではないんだよ。

 話を本筋に戻します。道路上に存在する小さな影が事切れた子猫であると気づてしまった時、瞬間的に思ってしまったのです。誰かが保護できていればこんなことにならなかっただろうに……と。

 イエネコは野生動物ではありません。ノネコも野生動物ではなくイエネコが野生化したに過ぎません。ノラネコも当然イエネコであるし、飼われていても外飼いならノラネコと変わりないと個人的には思います。何にせよ、イエネコは間違いなく外来種で肉食獣です。子供のころはそんなことなど分からずに、ただ「可愛い」と思うだけでした。それゆえ失敗も沢山あり、今でも後悔することがあります。そして今でも知識があると自負できるわけでもないし、分からないことだらけです。それでも「ノネコやノラネコを駆除されるのが嫌なら保護するしかないし、猫を飼うなら屋外に出さず家の中で終生飼育」ということは分かります。ノネコだろうがノラネコだろうが飼いネコだろうがいわゆる外猫の環境は過酷です。路上での事故はもちろんのこと、感染症や様々な危険が付きまといます。

 どうしても本筋から逸れてしまいますが、つまり、私が抜け殻のように過ごしている間にも外猫を取り巻く環境は相変わらず過酷であり、それに対して自分が何ができるのかと考えてしまったわけです。大それたことはできなくても、少しでも問題について考えたり、1匹でも猫を保護するなど……。

 とはいえ、現状で猫を保護することはできません。何故ならお金が足りないからです。去年まで介護していたクマの医療費だけでも100万円は軽く超えているし、クロ(悪性リンパ腫)の医療費も同様に掛かりました。これ以外の病気の医療費やフード・猫砂代など飼育費もあるので、全て合わせると……といった感じで、恥ずかしながら金銭的にも力尽きました。常々貧乏と言っているだけあって、もはや新たに猫を迎え入れる余裕はありません。

 だから「保護できていれば」と思ったところで現状の自分では不可能。ただ無力感を味わうばかり。これまではそこで終わりでしたが、今回は違いました。じゃあできるように努力しろよ。コロナ禍でどうにもこうにもと思うならコロナ禍でもできることを始めろよ。まず生活を改善しろよ、何をするにも不健康だと不便だぞ。そんな感じで目が覚めたというわけです。今のままじゃ何もかもがダメだと。ちゃんと食べよう、運動しよう。まずはそこからだ。お得意の「有言『不』実行」するんじゃないぞ……?