大体の家電製品はメーカー保証が１年付いていて、家電量販店などでは５年なり10年なりの延長保証が用意されていたりします。我が家、というか私はあまり延長保証は気にしません。使えるまで使い倒すのではなくて、ある程度の年数が経過したら買い替えてしまうから。壊れてから買い替えるのは面倒なので、壊れる前に買い替えてしまいがちなんですよね。
しかし例外もありまして、テレビや冷蔵庫なんかは延長保証を付けたいと思っています。理由は簡単、修理が高額になるケースも多いから。最低でも５年は保証が欲しいところです。10年保証なら尚良しなんだけど、大手家電量販店だとテレビは10年じゃなくて５年なんですよね。そりゃ仕方ない。
そんな我が家のリビングに鎮座するテレビである東芝のREGZA（50Z20X）が、しばらく置物になっていたという話です。購入してから４年が過ぎたある日、突然画面が消えて真っ暗になりました。しかし音声は聞こえてきます。まぁ普通に壊れたと思いますよね、思いますよ。うわー４年ってちょっと早いよ。これが７年くらいなら諦めて買い替えるけども。
ネットで検索してみると似たような症例がゴロゴロ出てきます。大体が「『電源コードを抜き、時間を置いてから電源を入れ直す』という作業を何度か繰り返すと（一時的には）直る」というもので、まぁ説明書にもリセットしてみてと書いてあるので試してみると、確かに一時的には映るようになるんですよね。でもまた消えちゃう。次に消えるのが１分後だったり５分後だったり15分後だったり３時間後だったり数日後だったりと、バラバラ。
よーーーーく画面を見ると心の目で見ているかのように薄らと映像が見えるので、バックライトの不具合なんだろうなーというのは分かるものの、為す術は無し。当たり前でしょ素人だもの。普通に修理を依頼しますよ。どうも周囲、というか主に夫母に勘違いされているのですが、私は何でも直せるわけじゃありません。むしろ直せる物の方が少ないです。なので壊れたらとりあえず私に見てもらおうというのはどうかと思います。特に家電製品などは無理なので早急に冷凍庫は処分してください小屋に放置しないでください邪魔なんだようううううう。
なんて思いながらもしばらくは調子が良かったのでそれに甘んじて修理を先延ばしにしていました。購入時のレシートが見つからなかったからです。あー、ちょうど引っ越しのドタバタに巻き込まれて違う所に仕舞ってしまったんだなぁ。しまったしまった。そのうち母が入院してしまったのでテレビのことなぞ後回しだと完全に放置を決め込んだ途端、悪化して完全に映らなくなりました。稀に映ることもあるけどすぐ消えるし、何度電源入れ直してもダメ。それから２週間ばかり経過したある日、唐突にレシートを仕舞った場所を思い出し、無事に修理を依頼することができたのでした。その途端にテレビが普通に映るようになったのは何かの嫌がらせなんでしょうか。まぁ症状が出た時の動画を撮ってあるから別にいいんだけど。
修理依頼は非常にスムーズでした。ネットに書かれがちな、いわゆる塩対応も無かったので安心。念のため基盤を取り寄せるのに10日ほど掛かるということで、修理は10日後となりました。これが冷蔵庫で10日後だと困ったりもするけど、テレビなので平気。そもそもテレビ見ないんですよ。９割方、母専用。隣の部屋にもテレビがあるので、まぁリビングのテレビが使えなくてもそれなりに平気、というわけ。
実際に見てもらうとやはりバックライトの不良らしく、パネルの交換となりました。それと、もう一つ怪しい部分があるらしく、追加でパーツを取り寄せて後日交換。何だろ、メインの基盤じゃなくて別の基盤かな。黙々と作業するのが好きそうな方だったので、気持ち分かるーと言わんばかりにこちらも別のことして待っていたのであまり作業見てないんですよ。おかげでキッチンがキレイになりました。テレビも映るようになりました。暗転するとビクッとするんですけどね。またか！ って一瞬思っちゃう。
というわけで一応解決はしたのだけども、気になるのは再度故障した場合。交換したものが同じ不具合起こしたらまた故障だよねぇ、とは思います。まぁその都度直してもらうしかないけども、保証が切れた後はどうしようかな。今なら同等の性能のものの価格がかなり下がっているので（とはいえ高いもんは高いけど）、自己負担で修理するくらいならスパッと買い替えるかな。パネル交換も高かろうて。大きいし精密機器だし色々負荷も大きそうなので10年使えたら御の字かなー。使えるかなー。
今回一番思ったのは「延長保証入ってて良かった！」ということですかね。機械が壊れるのは、ある程度は仕方ない。でもテレビが５年未満で壊れてしまうのは悲しい。あってよかった延長保証。自分でパーツ交換できるPCなんかは初期不良さえ保証してくれればいいんですけどね。物によりけり。
