母の買い物は、高いです。正確には「収入ギリギリの生活を長年続けている私（と夫）の感覚からすると」という言葉が前に付くのだけれども、まぁとにかく高い。一人で食費爆上げしてる感じ。梨１個600円とか小松菜１袋198円とかカゴに入れていく様子を見てるだけでヒイイイイイと青ざめます。だって地元のスーパーじゃ小松菜98円で売ってたし……いや128円か？どっちにしろ、ねぇ。カレールーも成城石井あたりで売ってるようなものを好むからツラいです。いやそりゃ美味しいけど高いのよ。1袋400円近くするのよ。12皿分じゃなくて６皿……いや６皿分も無いのよ。おおおおん。変な声が出ますホント。
で、まだ一人で歩くのは不安が残ると言うので買い物に付き合ったりしてるんですが、魚屋で魚のアラなどを積んでいるコーナーに伊勢エビの頭が置かれていたので、つい手に取ってしまいました。ダシ取れるかなーと思って、つい……。もちろん家で伊勢エビなど食べたことは無く、調理未経験。どうすりゃいいんだ、これ。とりあえず茹でればいいんだろうか。それとも真っ二つにして焼くか。色々調べてみた結果、とりあえず粉砕して出汁を取ることにしました。
なんか身が勿体ないなーと思いながらも、出刃包丁とハサミでどうにかこうにか。ついでにブラックタイガーの殻も一緒に煮ることに。
なんだっけな、タマネギ１個とブーケガルニと白ワインとブイヨンなどを入れて適当にグツグツ煮て濾してミキサーに掛けて、という感じ。雑です。
あとは家にあったサツマイモとニンジンを煮てミキサーに掛けてペースト状にしたものを加えたりエビの身を加えたりなどして適当に作ったらポタージュっぽい何かになりました。見た目はカボチャのポタージュっぽいですが、エビです。「Ｅ・Ｂ・Ｉ！」と叫びたくなるくらいな濃厚エビポタージュ。エビ100％じゃないのにエビ100％の味。
あまりに濃いので残りはカレーの養分にしたところ、サバカレーを作ったはずなのにエビの風味が強過ぎて乗っ取られました。「エビに乗っ取られたサバカレー」といったところでしょうか。美味しかったです、とても。伊勢エビじゃなくとも普通のエビの殻で十分だと思うので、また今度気が向いたら試してみたいです。いつになることやら。
