こちら1階のクローゼット。母が主に使っているというか、迂闊に物を入れると処分されかねないので間借りする際は相当の覚悟が必要。どういうわけか今まで何度か扉が閉まりにくくなる不具合が発生し、その度に調整してきたのだけど、今回は何だか気力が湧かず数ヶ月放置してしまいました。
それで今回ようやく調整しようと、いつものように扉上部のネジを回したものの、いくら上げても下が引っ掛かりました。頭の中は「???」ですよ。え、これ以上は上に上がらないのに、なんで。何度かやっているうちに、どうも中央部分で下が引っ掛かると気がついたんですが、妙な既視感があります。ええと、そうだ、アレだよアレ。旧居で震災の時に襖が閉まりにくくなった時、鴨居の中央部分が下がってきてたんだっけ……? と思い返した時点で全てを察し、上を見上げたら枠が外れて下がっていました。うわあああ!
相当慌てていて写真を撮るのを失念したので、適当に画像を加工して再現しました。さすがにこんな歪んではいません。誇張表現です。それにしてもビックリしましたよ。隙間からボルトらしきものが見えた時は「この家、歪んでるの?」と思いました。枠だけ外れてるんだから家の柱そのものは歪んじゃいないと冷静になって考えれば分かるんだけど、当時は慌てていたので……。しかし何故。どうやって直すんだこれ。
見上げると、ビスと穴が見えます。穴の中には先に書いたボルトらしきものがあって、よくよく調べてみたらボルトではなく中にビスが入っている様子。よく分からないものは触らない方が良いので放置するとして、上部4ヶ所をビス留めしているのが全て外れていたので、それをどうにかすればどうにかなるとは思うのだけど。
下が使われていたビスで、短いからすっぽ抜けたのかと思い、上の長めのビスと交換して様子見。長けりゃいいってもんでもないと思うけど、長いのしか無かったのよね。とりあえずガッチリ固定されたので当分は大丈夫だと思います。多分。
それにしても、何もしないのにビスが全てすっぽ抜けて枠が下がるなんてこと、あるんですかね。いやちょっと考えにくい。母は「何もしてない! 欠陥!」と息巻いていたけど「何もしてないのに壊れた」と言う人は往々にして何かやらかしているケースが圧倒的に多いんだよなぁ。それも致命的な何かを。
後日、そういえば中央部分だけ調整して端の方はそのままだったことを思い出し、改めて調整しようとクローゼットを見たんですよ。
なんぞこれ、破壊されてるではないか。母に訊いてみたところ、戻らなくなったのでガンガン押して叩くなどして強引に戻していたんだそうです。あー……これが枠が外れた原因の一つなんじゃないのか。普段の開閉だけで枠が外れるってのも考えにくいし。つまり、開閉しにくいので母が押したり引っ張ったりを繰り返しているうちにビスが緩んできて、ガンガン押して叩くなどしたのが致命的で外れてしまった、とか。思いっきり端に寄せようとして扉を引っ張ったりもしたんじゃなかろうか。
まぁ、つまり、調整を億劫に感じて放置した私が悪いのです。ここまで悪化してると思わなかった……今後は定期的にチェックしていきたいとは思うものの、私の性格では無理だと思うので、せめて気づいたらすぐに調整するようにしたいです。します。しないとロクなことにならないと今回の件でよーーーーーーーーーく分かったので。