キレイな家を目指したい

物臭だけどキレイな家に住み続ける方法を模索しています

夫の飲酒について考えていたらお盆休みが終わった

 酒飲みはどうして人にも飲酒を強要するのだろう。さすがにそれは主語が大きいとは思うが、この御時世「アルコールハラスメント」という言葉もあり、罪に問われるケースも存在するので十二分に注意すべきだと思う。

 しかし夫の場合、強要されて飲んでいるわけではない。自分が飲みたいから断り切れないだけだ。そして己の「適量」を理解せず限界を超え、泥酔する。あるいは理解していても酔うことにより理性を失い、結局は泥酔する。

 先日は隣県にいると連絡してきた10分後に市内のコンビニにいるから迎えに来てくれと言われ、ひどく混乱した。行ってみれば足取りがおぼつかず、まともに受け答えもできない状態の夫がいて絶望した。荷物も持っておらず、まさか財布を落としたり何か犯罪に巻き込まれていやしないかと確認したら、財布の中からレシートと例の「また来てね(ハート)」という手書きメモが出てきて、「人が心配しているのにコイツは一体何をしてきたのだ」と怒りに震えた。ちなみに荷物は職場に置いてきたらしく、取りに戻る羽目になった。夜中の2時に会社へ行き、嘔吐する夫を待ちながら、「自分は何をしているんだろう」と虚しくなった。人の尻拭いをするために生まれてきたのだろうかと悲しくなった。翌日は朝から出掛けなければいけないので早めに帰ってきてねと頼んだのに聞き入れられず、あまつさえ泥酔とは。昔からこうなんだ、昔から。会社からの帰り道に気持ちが悪くなったのか走行中の車から降りようとし、家に着いても状況が改善しなかったので、私は心底嫌になった。もう尻拭いは御免だと、洗面所に夫を押し込み「酔っ払い在中」と貼り紙をして、寝た。

 この人はいつか酒で命を落とすのではないかと本気で思ってしまう。だから酒を飲まれるのが嫌なのだ。最初から酒の席だと分かっていたら止めるなり何なりできたかもしれない。しかし、当初はただ会社の用事で遅くなる予定だったのが急遽飲み会に変更になったらしく、そんなことを知る由もない私はどうすることもできなかった。だから余計に裏切られたと感じるし、夫を信じられなくなる。混乱して「自分が我が儘なんだろう」とは書いたが、冷静になって考えてみれば、高脂血症予備軍で病院通いしていているのだから「酒を飲むな」と言うのは我が儘でも何でもなく当然のことだろう。先生に「お酒飲んでないよね?」と問われるような状況なのだから、それでも飲んでしまった夫の意志の弱さが問題なのだ。

 「もう飲まない」と約束をし、破られるということの繰り返しであるのならば、飲んでしまったらどうするかということも考えるべきだ。と、そこで気が付いた。病院に相談すればいいんだ。今まで何となく「依存症と言うには弱いのかなぁ」と専門外来に行くほどではないかと思っていたが、まずかかりつけ医に相談ということを失念していた。本当はすぐにでも相談すべきなのかもしれないが、次に飲んでしまったら相談しようと約束した。少し希望が見えた気がする。気のせいかもしれないが。

 こうしてお盆休みは終わっていくのであった。なんだかなぁ。