キレイな家を目指したい

物臭だけどキレイな家に住み続ける方法を模索しています

この世から酒なんてなくなればいいのに

 また裏切られた。

 「もう酒は飲まない」と言ったのに、その台詞は引っ越してきてから3回は聞いているのに、また飲んでベロベロになってコンビニにいた。夫が。

 1000円だって惜しいような生活をしているのに、給料袋から1万円抜き取って、飲み屋に行っていた。仕事だと言いながら、酒を飲んでいた。「1杯だけ飲んだ」と言っていたのに、財布の中のレシートには5杯以上飲んだ記録が残され、「また来てね(ハート)」と御丁寧に手書きされたメモも入っていた。名入りで。

 会社の人と行ったらしいが、それだって本当かどうか分からない。本人の記憶があやふやで適当だからだ。もう何も信じられない。別にお姉ちゃんのいる店で飲んだというのはどうでもいい。それは割と本当にどうでもいい。また具合が悪くなるほど、記憶を無くすほど、飲んだという事実が許せないし、悲しいし、虚しい。

 生きているのが辛い。毎日猫の介護に明け暮れ、出来る限りの内職をし、ご飯を作って夫の帰りを待っていたって、夫は誘いにホイホイ乗って自制心を失うほど酒を飲む。そのしわ寄せは全部私に来るのに、母は「怒ったってしかたないから」と言い、夫母も急性アルコール中毒の症状が出ているのを目の当たりにしたって平気で酒を勧めてくる。どっちの親も酒乱で大変な思いをしたはずなのに。

 もう訳が分からない。私だけが夫に酒を飲んでほしくないと思っている。私だけが苦しくて辛いと感じている。私さえ我慢すれば丸く収まる。私がおかしいのだろう。私が我が儘なんだろう。私さえ消えていなくなればいいんだろう。辛い。苦しい。だけど、猫がいるので消えることはできない。いなくなれない。