毎日入浴するのは最後で、やらなきゃいけないというかやらざるを得ないというか、とにかく必須なのは湯船に浮いている髪の毛を取り除く事。何回言っても湯船で頭をザバザバするのを止めてくれません、夫。それなら自分の抜け毛くらい自分で取り除け! と言いたいというかむしろ言ってるんですが、当然言っても実行するわけもなく、仕方なく私が湯船に入る前にバスネットで地道に取り除くのです。下に沈んでたり、すっごく細くて見えづらかったりするおかげで、全部取り除くのに10分くらい掛かります。ずっと10分湯船を凝視してるわけじゃなくて、「取りきったと思って入浴したらまだ残ってた→バスネットですくう→あ、またあった……→すくう」というループが収束するのが大体10分くらい。
先週あたりは気が滅入りに滅入っていたので、「ああ全然寛げない、毎日10分も無駄に時間を取られているのか」と、余計に滅入っていたのです。あまりに気が滅入ったので「……もう掃除しよう……」と夜中にお湯を抜いて掃除を始める始末。ところが、そのおかげで翌日はすごく気が楽になりました。ああ掃除もうしてあるんだ、掃除しなくていいんだと思うだけで身軽で気軽。
今更白状する事でもないんですが、私は掃除全般が面倒臭くて好きではありません。本当に今更というかそんなもん分かりきってるわというか。冬の間は凍結防止のため一日中浴槽に水を張らねばならず、ギリギリまで掃除しません。でもそれ以外の季節はそんな必要などどこにも無いので、出来れば朝に掃除をしてしまいたいのですが、どうにも面倒な気持ちが勝ってしまって夕方まで放置してしまいがち。
それがどんな悪影響を及ぼすかというと、風呂のフタが汚れやすくなります。なまじ保温力の高い浴槽に結構重くてがっしりしている組フタ……そんな浴槽の中には残り湯・湯垢・雑菌……それらが適度に保温されると(雑菌的に)パラダイス。暖かくなると繁殖スピード更にアップ。ぬめりや黒ずみなどが発生しやすくなるのです。床や壁などは換気出来ても、フタをしている浴槽内は無理。
で、夜のうちに掃除をしてこのような状態にしておくと、朝になればカラッと乾いているのです。雑菌も居心地悪かろう。水が残りやすい場所はサッと拭いておけば水垢防止の一助にもなって更に良し。
昼間に掃除する事のデメリットは他にもあって、母に先に掃除されてしまう事があるんですよね。外出時も同様で、それの何が問題かといえば、洗剤などをカウンターの上に放置されるのがちょっと……カウンターの上には基本的に何も置きたくないので、定位置に戻すのが地味にストレス。
逆に夜間に掃除する事のデメリットは洗濯に残り湯を使えない事かなぁ。でも残り湯使って洗濯しないので、それは平気。あとは災害時なんだけども、実際どうだったかなんて思い返すと、浴槽の残り湯はほとんど使わなかったよねというのが正直な感想です。って、地震絡みの話を始めると「ああそういえば」とどんどん書き足してしまうので、今回は割愛。次に回します。