キレイな家を目指したい

物臭だけどキレイな家に住み続ける方法を模索しています

柿をもぐ中年

 「年末」が背後にピッタリとくっついて頭を鷲づかみにしてくる、そんな気分です。あとすっごい遠くにゴマ粒みたいな大きさの「年度末」が見える気がする。あれもすぐに距離を詰めてくるんだろうな。まぁそりゃ暇よりはいいけれども、加減を覚えてほしいというか。

 そんな抽象的な話はさておき、庭に生えている柿をもぎました。高枝切りバサミが壊れていたので買い直す羽目になり、懐がとても寒々しいです。一口に高枝切りバサミと言っても5000円でお釣りが来るものから1万円を超えるものまで様々。電動式を除けば付属品(ノコギリの刃)の有無や伸縮の長さで価格が変わるような感じで、最終的に「付属品無し・最大4メートル」のものを購入。これが8000円くらいもしたわけ。急な出費、とても痛い。つらい。

 とはいえ4メートルとかどうなの、いわゆる「下手の長糸」になりゃしないか不安。案の定、4メートルも伸ばすと、先のほうがね、しなるの。釣り竿持ってる気分になるの。釣りは狙いを定めて投げるけれども、高枝切りバサミは投げないの。狙いを定めて挟まなきゃならないの。大変なの。あと重く感じるの。短い状態だとそんな重く感じなくても伸ばせばそれだけ重心が遠くになるから、バランス取るの大変なの。そんなわけで長さ3メートルで作業するのがほとんどでした。結局「下手の長糸」じゃないかよまったくもう。

 それにしても今年は柿の出来が悪い。なんか形がおかしい。ってそりゃそうだよ全っ然手入れしてないんだもの。と思ったら県南でも似たような状態が発生しているらしいので何らかの気象条件も原因なのかなぁと。でも結局のところは剪定や間引き(摘果)を一切していないから、というのが最たる原因なんだろう。ここに来てから一度も剪定していないもの。とはいえ剪定の仕方はよく分かっていない。この家に分かる人間など誰一人いないので調べるしかないのが面倒臭い。残った実が全部無くなって葉も落ちてからだろうな。ああ面倒臭い面倒臭い。

 ちなみに柿の実は大体鳥が食べ尽くしてしまいます。落ちたものは狸が食べに来たりもします。あんまり深く考えていなかったけど、良くはないですよね。幸い猿や猪や熊などは出没しないものの、とはいえ猪も生息域広げている感じはするし、熊も数キロ先で普通に出るからなぁ……やはり剪定して高さを抑えて実の数も減らすか。将来的には伐採も視野に入れて、かなぁ。だって柿の実を欲しがるの、私の母と夫母くらいだもの。あと誰も食べないし。