キレイな家を目指したい

物臭だけどキレイな家に住み続ける方法を模索しています

毎年処分する羽目になるなら植えなければいいのに、という悩み

 夫実家は元々農家でしたが後継者がおらず廃業(してるんだかしてないんだかは分からないけどとにかく営農はしていない)後、亡き夫祖母が残った畑で細々と野菜を作っておりました。細々とはいえそれは一般ご家庭の収穫量の比ではなく、「イモ! ネギ! あとなんかたくさん!」といった感じで大量の野菜が貯蔵されてるんだか放置されてるんだか分からない状態で存在しており、小屋が一部損壊した暁にはネズミ達の貴重な栄養源になるなど、まぁなんというか明らかに在庫が過剰でした。

 家を建て替えることになる半年ほど前から心臓が弱り、生き甲斐だったであろう畑仕事ができなくなったタイミングで認知症を発症、代わりに夫母が主立って畑を続けてきたものの徐々に作付面積を縮小していきました。というのも、この家に住まう者全員が技術も無ければ知識も無い、かといって勤勉意欲も無いため偶然の産物に頼るしかないというのが現状だからです。正直なところ「買った方が手間も掛からないし美味い」というのが大半なので、大量に野菜が作られても途方に暮れるだけ。

 そもそも後継者がいないというのは、故・夫父が早世してしまったというのもありますが、では孫の夫はどうかというと、これが絶望的に畑仕事の才能がありません。素人の私が傍で見てても「ないわー」と思うレベル。夫母に関しても故・夫祖母が教えるのを諦めたとか何とか……本当に親子そっくりだなと思うくらい、畑仕事に関しては揃って才能がありません。バカにしてるとかじゃなくて、本当に向いてないんです。挿し木は何も考えずに枝を地面にぶっ刺す(当前枯れる)し、ヒマワリの種は間隔を開けずに地面に大量にばらまく。プランターの花は放置、枯れても放置。サボテンなど寒さに弱い植物を寒くて日当たりの悪い小屋に入れ、トドメと言わんばかりにブルーシートを被せて日光を遮る。そんな微笑ましくもないエピソードがてんこ盛り。勘弁してください。

 私も残念ながら農作業は性格が向いておらず遠慮したいので、早々に見切りをつけて外に出ないようにしました。せいぜい家周辺の道路のゴミなどを呪詛を吐きながら拾い歩くくらいですかね。夫も同様で、草刈り以外は特に何もしません。というわけで現在畑仕事をしているのは夫母と、気紛れで私の母だけ。正直に言えばもっと規模を縮小してほしいです。ジャガイモは相変わらずコンテナ3つくらい収穫されるので、春まで消費しきれずに困ります。そして最も困るのが、サツマイモ。

 

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 フォトジェニックって何ですか、という画像ですが芋です。サツマイモです。葬儀のドタバタ&体調不良で小屋の中などしばらく見てなかったんですが、久し振りに見たら泥だらけのサツマイモが転がってました。よく見たら泥ではなくて土だったものの、あまり乾燥しておらず湿っていたので似たようなもんです。家に一部を持って入り、水洗いしてみたところ、こんな状態……腐り始めてました。毎年こうなるんだよな。小屋に置けば寒くて腐る、家の中に入れれば暖かすぎて腐る。とはいえサツマイモのためだけに室温を15℃以下にするなんてのはありえない。つまり、サツマイモを大量に保管できる場所なんて無いんですよ。いっそ新聞紙にでも包んでスチロール箱にでも突っ込めば小屋でどうにか保管できそうな気もするけど、やるわけがない……そして私だってやりたくない。

 こうして毎年食べきれずに冬を迎え、腐らせて土に還っていくのですが、だったらもうホント植えなければいいのにと思います。勿体ないよホントに。ジャガイモは毎年減らしてくれと頼んで少しずつ減ってきてはいるので、サツマイモも来年は植えないでって懇願してみればいいんだろうか。これ無理、ホント無理。ちなみに十分乾燥させてもらえず黒カビだらけになったタマネギはどうにかこうにか食べきりました。こんなんばっかりだよ……。