キレイな家を目指したい

物臭だけどキレイな家に住み続ける方法を模索しています

相も変わらず料理はしたくないし不毛な日々を送ってる

 「家事を減らせ、極力左手を使うな」というのは無理なんだよ……と困るくらい、うっかり左手を使ってしまいます。まぁでも手首がビリッとする強さと頻度を最初が10とすれば現在は1~2くらいなので、かなりマシになったかと。でも毎日どこかで最低1回はピリッとします。ビリッとするよりマシだけど左手を使わないように努めるの、地味につらい。いっそギプスなどでガッチガチに固定して「絶対使うな!」としたほうが楽……なわけないにしても、緩い規制というものは逆に守るのが大変だなぁと思ってしまいます。いえ別にここから社会派気取りになったりはしません。いつだって私の世界は狭いのです。世界は広いなぁ、と思いながら狭い世界で生きています。広大な世界はいつだってモニタの向こう側。

 そんな私の狭い世界で「晩御飯! 作りたくない!」とストライキが発生しました。洗い物は手首に負荷が掛かります。鍋を持つだけでも手首に負荷が掛かります。買い物の荷物は手首に対し強烈な不可を掛けてきます。夫に頼めば洗い物「だけ」ならやってくれますが、金曜にワクチンを打ったので週末は何もかもノータッチ。特に寝込むこともなくずっとゲームをしたり動画を見たりしています。うん、なんだ、楽しそうだなぁ。3連休を満喫してるなぁ。私は副反応で腕が痛かろうと多少熱があろうと家事やってたんだが? 昔、足を捻挫した時だって安静になんかできなかったなぁ? 嫌なパターンに入ったなぁと自分でも分かります。何もしない夫に苛立つパターン。

 そもそも日曜日は副反応も治まったので夕方に買い物に行く予定だったんですが、夫が「あ、○時から見たい動画あるから」と言い出しました。昔からこうだよな、オンラインゲームの中でイベントがあるからとか言ってドタキャンされそうになったり急かされたり待たされたりしてきたっけな……ああなんか嫌な記憶が地獄の底からブクブクと湧き上がってくる。そして様々な感情が交差し、引っ絡まり、潰れ、怨念のみが生き残り、

「晩御飯作りたくない!」

「献立考えたくない!」

「Save my left hand!」

「バーカバーカ!」

と、ストライキは暴動に発展するのでした。もうやだ、ホントにやだ。

 しかし、いくら晩御飯が作りたくないとはいえ空腹はいつもと変わらずやって来るので、脳(かろうじて残っている理性)が暴動を鎮圧しようとしてきます。

「いくら晩御飯を作りたくないからって食べないわけにもいかないだろう。炊飯器の釜の中にご飯はあるんだから、何かメインのおかずが1品あるだけでもいいんだ。別にスーパーの惣菜だって構わない。味噌汁はインスタントでいい。弁当のおかずも白菜の漬け物と肉か魚系の惣菜を用意しとけばどうにかなる。とりあえずスーパーに行ってみないか。あ、夫は置いてけよ。イライラの元だから」

 理性に促されつつ渋々スーパーに行くと、まぁどうにかなってしまうのです。悲しいことに普通に商品を見て選び、適当ながらも献立が決まっていくのです。あんなに嫌だ何だと騒いでいたのに結局のところ革命など起こせるわけもなく、理性に懐柔され、普段と変わらぬ日常に戻っていくのです。左手首に違和感を残して(1~2から2~3くらいに悪化しました)。ダメじゃん。