キレイな家を目指したい

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自尊心は育たず羞恥心のみが育った幼少期

 小学校あたりの記憶といえば、歯医者に行った記憶がほとんど無い。両親ともに歯のケアに関しては無頓着で、というのは以前にも書いたのでそのまま引用。

両親共に歯の重要性など全然理解していなかったんだろうと思います。母は就寝時に布団で寝ながらお菓子食べていました。父も若い頃は自分で歯を抜いた事があると豪語していました。で、父は早いうちに総入れ歯になり、母も早いうちに入れ歯の数が多くなって、今では「面倒だからこれ全部抜きたい」と本当に何でもない歯なのに言います。なんて愚かな事を。

 そういう家庭で育てられたら歯を大事にする意味を知らずに育つ、とまでは言わないけども、虫歯になって穴が大きくなって痛くてしょうがなくなるまで病院に行かなくなってしまうんですよね。子供の頃なんか1回くらいしか歯医者に連れて行ってもらった事、ないですもん。学校で散々「不正咬合」と書かれても、完全放置。金額を考えると安易に言えないけども、子供の頃に歯の矯正してほしかったな……そんな「イエロッパ」とか馬鹿にしてないでさ。なんじゃそりゃって、歯が黄色っぽいので父親がからかって言ってたんですよ。ひどい話だよな、好きで黄色いんじゃないのに。永久歯が生えてくる時点で黄色いんじゃどうにもならんわ。さすがに傷付くわ。

 普通にひどい。生まれつき歯が黄色いなんてのはどうしようもないのに。生まれつきって、つまり遺伝だよね。じゃあ誰のせいなの?*1 小学生にそんな反論できるわけない。ただひたすら嫌な思いをして、ただでさえ育たない自尊心が余計に枯れていく。その代わりに羞恥心がどんどん成長していった。

 明確に羞恥心を覚えた出来事は小3くらいだっただろうか。茶の間にある本棚でメモ帳を見つけた。それは母が書いた私の発育の記録で適当に何か書かれていたのだが、「胸が膨らんできた」の一文を見て顔から火が出るかと思うほど恥ずかしく感じ、母に抗議したのを覚えている。というよりも気持ちが悪かった。ものすごく気持ち悪く感じてしまった。今なら分かる、それは身体的特徴を(馬鹿にしているつもりはなかったとしても)からかわれ、笑われてきたからだ。父は私を見て「山梨県」とからかった。「胸が無い=山無し=山梨」ということらしい。もうなんというか、山梨県民全てに謝れと言いたくなる。本当に申し訳ない。

 それまで嫌だなぁと感じてきた感情が羞恥心であると自覚した瞬間、羞恥心は爆発した。その後に残ったものは嫌悪感。だから気持ち悪く感じたのだろう。親も、自分のことも。身体的特徴、からかっちゃダメ、絶対。

*1:そもそも遺伝が原因だからって誰のせいとか言うもんじゃないんだけど、そこまで馬鹿にされたら言いたくもなるよ。