キレイな家を目指したい

物臭だけどキレイな家に住み続ける方法を模索しています

「気をつけていた」だけで済むなら病院いらないんだよ!

 というのが私の本音。「ワクチン打ったし気をつけたから(首都圏に仲間と1泊2日で行ってきた)」というのが夫母の言い分。さてね、どちらが正しいんだかね。明確に分からないのが感染症の厄介なところだよ。

 で、前回の憶測は被害妄想でも何でもなく、全て正解でした。それはつまり「夫母(と私の母)以外がワクチン未接種で文字どおり全滅という最悪の展開」がますます寝言では済まなくなる可能性が出てきたということになります。しかも夫母の単独行動ではなく仲間と一緒ということは、リスクはさらに上乗せされることでしょう。だって夫母、基本的におしゃべりで声大きいし、黙食できない性格だから。

 恐らく夫母は今までずっと「気をつけて行動してきた」つもりでしょう。だけど私から見たら全然気をつけてないだろうとしか思えない行動の数々。年末年始の集まり、法事、バーベキュー……迂闊だし軽率ですよ。感染したとしたら自分が一番重症化リスク高い人間であるという自覚すら無いのだからね。私だって完璧には対策できていないと常々思っているのに、どうしてそんな「自分は気をつけている」と言い張れるのか不思議でしょうがないです。

 それにしても本当にタチが悪いのは、首都圏に行くのを黙っていたこと。私が気づいて夫が尋ねるまで言いませんでしたよ一言も。こちらが気づかなければ黙って押し通すつもりだったんですか。私が文句言うかもしれないから? 最悪だよ。

 とはいえ行ってしまったことに対して詰問したところで何の解決にもなりません。どうせ「でもお母さん決めてたことだから……」の一点張りでしょうし、互いに不快になるだけでしょう。そりゃあ、その言い分に対して言いたい文句は山ほどありますよ。周囲にどれだけ迷惑掛けているのか分からないのですか。首都圏在住でもないのにわざわざ越境して地元より感染症が流行している地域に足を踏み入れる、その行動が及ぼす影響について考えたことは無いのですか。ワクチン接種済でも感染リスクがあること、知らないんですか。ワクチンによって重症化は免れても、他人に感染させるリスクは? 曲がりなりにも高次医療機関で診てもらっている身ですよね、コロナ禍で医療が逼迫していることは知っているんですよね。病院で「2週間以内に県外に行きましたか」など聞かれる理由、分かっていますか。まさか黙ってすり抜けようとしていませんか。言わなきゃバレない、そう思っていませんか。ふざけんな、ですよ。そもそも夫母の考えg(以下略)

------

 何はともあれ、感情を抜きにして考える必要があります。「緊急事態宣言が出ている最中、夫母が仲間と一緒に、感染流行地域である首都圏に1泊2日で行ってきた」「数日後に病院での診察があり、家族も呼ばれている」に対して、具体的にどう対処すればよいのでしょうか。

 同居とはいえ完全分離の2世帯住宅なので互いに隔離された状態です。だから2週間程度顔を合わせず過ごすことがとりあえずの善策ではあります。しかし、数日後に病院での診察があり、今後の治療方針を説明するために家族も呼ばれている状況です。正直、あまり状況が良くありません。かなり大事な局面です。

 そもそも数日前に首都圏に行ったという夫母を病院側としてはどう扱うのでしょうか。例えば大学病院では流行地域を指定して2週間以内に行ったのであれば受診前に主治医と相談するようにとあります。しかし現在通院している病院には外来患者に対してそのようなことが明記されていません。面会に関しては県外や海外への移動歴がある方はお断りと明記されているんですけどね。これは病院に直接問い合わせてみるしかないかなと思います。

 つまり病院の返答次第で行動が変わるわけですが、まず返答の可能性としては「診察可」「診察不可(延期含め)」の2つでしょう。個人的には「頼む!! 診察拒否(というか延期)してくれ!!!!!!」と心の底から願うのですが、うっかり漏れ出てしまった感情はひとまず置いておきます。

 仮に「診察可」だった場合。いやどうしろと。「未然に防ぐ」という感染症対策においては悪手な気がするのであまり現実的ではないような気がします*1。というか病院側に無条件で「来ても大丈夫ですよ」などと言われたら私達が付き添いを拒否する理由が無くなりかねないのですが。万が一にもそんなことがあったら、最終手段として感情論に持ち込んで付き添いを拒否するしかありません。いやそこは普通に正論で過剰防衛しなさいよ。遺恨が残ったとしても仕方あるまい。

  次、「診察不可」だった場合。こればかりは拒否されても仕方ないと思います。夫母もそれを覚悟の上での行動だったのでしょう。違うとは言わせません。大人しく2週間待つしかないのです。とはいえ2週間何もせず待つというのも精神的には相当な痛手でしょうけどね。でも仕方ないのです。恨むなら己の行動を恨みなさいよ、としか。

 あともう1つ可能性があることに気がついたのですが、いっそ夫母抜きで夫が説明を聞いてくるというのはどうでしょうか。同居とはいえ完全分離なので夫母との接触は現段階でゼロに等しいです。付き添いではなく単独なら万が一の可能性もほぼ無くなります*2。病院側も同様ですし、2週間待つ必要もないのでとりあえず治療が滞ることもありません。これが一番穏便なのでは? 問題は「患者本人抜きで家族が説明を受ける」というのは可能なのかということですが。

------

 ……と、ここまで書いて返答待ち(夫が電話で問い合わせるのでその結果待ち)でした。「あーやだなー頼むから『とりあえず来てください』とか言わないでくれよ……ここはスパッと『不許可!』くらい言ってくれ本当にお願いします助けてください」などとグダグダ思いながら胸焼けしつつ胃薬を飲んで半日過ごし、先ほど夫から連絡がありました。「結果から言うと俺一人で行って話を聞くことになった」そうです。よっしゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!(うるさい)

 ひとまず安堵しました。そして病院には余計な手間を掛けさせてしまって申し訳ない気持ちでいっぱいです。もし私が夫母が首都圏に行ったことに感づかないまま当日を迎えてしまっていたら多大なる迷惑を掛けていたのかもしれないと思うと、未然に防ぐことができて本当によかったとも思います。

 あとは夫母にどう伝えるのか・どう説得するのかですが、それはもう知らん。夫が頑張れ。というか別にストレートに伝えればいいと思うよ、病院の指示だから。ああ疲れた……。

*1:「病気を治療する」という観点なら話は別。でも夫母は今すぐ治療を要するような急患ではない。

*2:あとはどこまで自宅での接触を減らせるか、なんだけども。