裸眼（※ド近眼）で見たらWindowsXPの壁紙っぽく見えそうだなーと思ったけど、そこまででもなかった。丘の成分が足りない。ちなみに仙台市営地下鉄東西線の国際センター駅を出たあたり。新しいね、キレイだね。病院の送迎で近くに来て暇潰しに歩いていたけど、この環境だったら毎日散歩する。かもしれない。いいなぁ。
田舎は風景は良くてもあまり道が整備されておらず、歩行者がいてもお構いなしでぶっ飛んでいく車も多いので、意外と散歩には向いていない。歩道なんか無いし、外灯も無ければ人の気配も無い。なので夜は危ない。タヌキやキツネも普通に出るし、５キロ向こうじゃ熊も出る。え、うわ、ホントに出てるの？ 自分で言っておいて調べてみたら予想以上に近かった。気をつけないと。とはいえ何に気をつければいいのだろう。鈴でもジャラジャラ鳴らすか？ って、そもそも出歩いたりしないのになぁ。
そう、私は本当に外に出ない。そりゃ買い物やら何やらで外出はするけれども、意味も無く庭に出たりしない。庭が広いがゆえに道路から完全に丸見えなのだ。四方八方から丸見え。しかし、塀などで覆ってしまうほどの財力は無い。ビオトープに興味はあれど、やはり財力も無ければ根性も無いので、結局インドア派のままだ。このままでは近所の人達に「あそこのヨメ、見たことないよね」「引きこもりなのかね」「ちょっとアレなんじゃないのかね？」などと言われてもおかしくない。まぁ別にいいけど。面と向かって失礼なことさえ言わなきゃ何でもいいよもう。荒んでるな。冬まっしぐらだからかな。
そんなことを考えながらシイタケ栽培キットを眺めていたら、モコモコ生えてくるシイタケを見て「可愛いけど食べちゃうんだよな……この菌床にいるシイタケの菌って何のために生まれてきたんだろう、人に食べられるためか」などと思い、悲しくなってきた。やはり荒んでいる。情緒不安定にも程があるだろう。思春期か。いや思春期でもそんなもん無かったぞ。そんな間抜けな人間をよそに、シイタケはモコモコと生えてくる。明らかに数時間で大きくなっている。可愛いを通り越して、恐い。菌類コワイ。
