キレイな家を目指したい

物臭だけどキレイな家に住み続ける方法を模索しています

3月は

 「3月は○○したいですねー」って言う気力も無いよ。せめて初日くらいはシャキッとしろとは思うけど、なんかこう、生きてて楽しくないんですよね。ああいやそんな重い空気じゃなくて、自分の住む場所すら自分で選べない人生だったと、ふと思ってしまったというか。川の流れに延々と流されてきて、いざ川から上がろうとしても、岸辺まで辿り着けないとか流れが激しくて抜けられないとか……余計重いわ。

 いやいや、単純に自分の住んでいる所が嫌いなだけですよ。昔から言ってるけど。一度結婚して離れても懐かしさを覚えるわけもなく、まだ利便性ではあっちの方がマシだったかなぁ、と思ったくらい。運転マナーは悪いしゴミだらけだしガラの悪い人や変な人いっぱいいるし……文句しか出てこないな。というか、真っ先に出てくるこれらが一番嫌なんだろうな。

 でもそんな輩はどこにでも存在するし、日本全国どこ行ったって完璧なる場所は無いと思うので、せめてそんな欠点が気にならないくらいの愛着心に繋がる何かがあればいいんだろうけどね。田舎だからなんもないんだわ。田舎の田園風景が良いじゃないと言われても、正直なところ(見慣れ過ぎてて)特に何も……だけど、別に田舎が嫌いなわけじゃないんですよ。何も無いのが嫌なわけじゃない。

 結局、面白くないんだと思います。自分の意思でここにいるわけじゃない、という考えを止めたいのに、どうしても止められない自分がいます。高校の途中で半ば無計画でここに連れてこられて、大学も「私立は許さん・通える範囲内じゃないと許さん」で選択肢が狭まり(実際のところは「何で女に金掛けなきゃいけないんだ」と大学すら行かせてもらえない状況だったのだけど)、一人暮らししたくても「おまえになにができる」と言わんばかりに不許可、働いても正社員じゃないばかりに「世の中の人間は皆働いている」と罵られ、やりたいことがあると話してみれば「はぁ? だから何?」と蔑まれ、結婚して家を出ても夫の母方の実家の家守状態、最終的には双方の実家と同居せざるを得ない状況に追い込まれ……重いわ。

 こういった文句なり恨み節なりがリアルタイムで出てくれば状況はまだマシだったのかもしれないけど、溺れている最中の人間が客観的に物事を見れるわけもなく、反抗するという気持ちすら出てきませんでした。反抗期って大事ですね、ホント。反抗期が無いと自我が育ちません。そして今更自我が芽生えても遅いわけです。若ければそのような想いを他の物事に昇華させることもできるかもしれませんが、中年で才能も無ければ単なる恨み節にしかなりません。哀れですね。

 そんなこんなで悶々と生きてます。どこにも行け、逃げられなかったあの頃を思い出しては、憂鬱な気持ちで生きてます。3月はそんな季節です。