なんか毎年似たような事を思っているんだけれども、五月病になるような環境でもないのに五月病のようになっています。環境は変化せずとも、4月に「春だし心機一転頑張るぞ」と妙にやる気を出しちゃって、それでも環境は改善されず息切れするのが1ヶ月後、って感じなんですかね。なんかもう四月病とか六月病とか各種取り揃えられてるようなので、例の「酒が飲めるぞー」的な歌でも作れちゃうんじゃないですかね。日本全国酒飲み音頭ならぬ、日本全国鬱々音頭……いや笑えない。全く笑えないっての。
現金輸送車の後ろに貼られている歌舞伎役者の目のステッカーを見て、
「あれ欲しいなぁ。50枚くらい。庭のあちこちに貼って威嚇すんの」
なんて、朝から口走るのです。よっぽどお祓いに来られるのが嫌なんだろうなと自分でも思います。というよりも、お祓いをしようとする夫母が嫌なんだろうな。やる事は他にいくらでもあるだろうと思っちゃうんだろうな。
例えば、庭にゴミが落ちていても誰も拾いません。どこかから飛んできたのかゴミ出しの時に飛んでしまったのかは分からないようなゴミが庭に落ちていても、誰も拾わないの。気づかないのか見えてないのか見て見ぬフリなのか分からないけど、とにかく誰も拾わない。試しに1週間くらい様子見てみても、拾わない。
思い返せば庭がゴミだらけでも気にしない家だったっけな。栄養ドリンクの瓶が転がってようが電池が埋まってようが何もしないような家。ああそうだ、建て替え前の家の状態を思い出せばそりゃー拾わないのも分かるわ、あっはっは。いや笑えないってば。
去年ジャガイモを散々放置して腐らせまくった事に関しても「去年腐らせちゃって大変だったもんね~」程度の感覚で、今ひとつ大変さが感じられない。芽も取らず段ボールに入れたまま放置して暖かくなったらそりゃ腐るでしょうに。毎年毎年農作業してきたはずの夫母が何もしないし何の知識もないってどういう事なの。ああそうか、腐らせても気にならない環境だったもんな。全体的に臭かったもん、納屋とか。
それで私がジャガイモの芽を取ったら「これで収穫する頃まで食べられるね」とか言うのもビックリだよ。いや食えるわけないだろ。またすぐ芽が出てくるよ。さっさと食べないとダメだよ。何で残そうとするんだよ。梅雨の季節無視かよ。
ただの不満炸裂なんだけども、ああそうか、お祓いしようとする夫母の何が嫌なのかもやもやしていたけど、見えてきたぞ。
精神的に清める前に物理的に清めろよ!
更新した後にも書き直すあたり、分かったように思えて分かってなかったりするのかもしれないけど、「はらいたまえきよめたまえ」とか言う前に、箒で払えよ掃除で清めろよ! という憤りがあるんだろうな。落ちているゴミも認識しないのに、腐れたジャガイモや柿を平気で放置するくせに、厄払いだか厄除けだか何だか知らんけどそういうものばかり気にして! とイラッとするんだろうな。
あと、さっき庭で転んで擦りむいてすごく痛いんだけど、そういうの話したら「やっぱり! お祓いしないと!」とか言われそうで嫌だ。違うよこりゃ私の不注意だ。私の不注意まで何か見えざるものの力にされたくないよ。
ああ、これも喩えに使えるのかな。こうしてケガをしたら、まず処置をするよね。水で洗い流したり、色々。夫母のやろうとしている事ってケガをしても「あら大変! 悪い事が起きないように神様にお願いしなきゃ!」って感じなんだよなぁ。うーん、合ってるんだろうか。ちなみに、実際ケガをしたらさすがにそんな事はしないだろうけど、何されるか不安はあります。何回も書くけど、腹痛で苦しんでる人間に油ギットギトのフライドチキン勧めるような御人だし。虫除けとして人に向かって殺虫剤噴射しようとするくらいだもんな。
それにしても、ああ痛い。受け身は取れてもコンクリート上で転ぶとどうしても擦り傷が出来ちゃってイタタタタ。気が滅入ると体調も悪くなるし不注意も増えるしで良い事なんか一つもありませんな。夫母がお祓いするからなんて言わなけりゃケガもしなかった、なんて事は言わないけど、人に振り回されない屈強な精神が欲しい……。