話としては前回の続きになるのですが、水切りカゴの水受けトレーの頑固な水垢も落とそうという目論んだのです(頑固になるまでほっといたのかよ……)。それで色々と試してみようというか、色々やっても落ちなかったのでタイトルのような話になりました。
小手調べにメラミンスポンジ
まず初手はメラミンスポンジ。軽い水垢程度なら落ちるとは思うのだけど、頑固な水垢はどうなんでしょうか。
水に濡れると水垢見えなくなるのでキレイになったかなーと勘違いしちゃうんですよね。つまりダメでした。じゃあクリームクレンザーもプラスしたらどうかと試してみたものの……
はいダメー。乾かすとウロコ状の水垢が出てきました。
王道・クリームクレンザー
じゃあやっぱり普通にクリームクレンザーでしっかりと落とすかーと思うわけです。これまでもキズさえ気にしなきゃ落ちたわけだし。しかし今回は放置期間が長かったのでどうなのか。
って、汚れを洗い流したりはしてましたよ。私が「放置」と書くと洒落にならないレベルで全く掃除しなかったように感じるのは日頃の行いが悪過ぎるせいですかね。水垢を落とそうとしなかったという意味の放置です。水濡れが自然に乾くというのを繰り返し、水垢がどんどん増えてったという意味です。
そんな必死の弁解も虚しく響く、この有り様です。いやはや、ウロコが消えませんな。
これなら解決するだろう・粉末クレンザー(クリーンキング)
それならもう粉末クレンザーの出番だよね。先生お願いします、と言わんばかりの登場だよね。
あれ? ダメだったー。先生でもダメだったー。単純にクレンザーの量が少なかった&水が多かったが敗因だと思います。だからここで普通にやり直せば解決したはずなのに、絶不調の私はここで最終兵器を持ち出してしまったのです。大袈裟ですが、イメージとしては「ただ害虫1匹駆除するのに火炎放射器を持ち出して火事になる」という感じ。
全てを削り取ってやる・紙やすり
そりゃー落ちるでしょうよ。もう結果なんか見なくたって落ちてるよ。物理的に汚れを落とす場合の最終兵器ですもん。
ほら落ちるし。問題はどのようにキズが残るかという、ね。ちなみに使用した紙やすりの番手は1500番。当然ながら耐水性。その辺のホームセンターで手に入るのは2000番くらいまでだった気がするんですけど、どうでしたっけか。興味あったんですよね、実際ステンレスに使ったらどうなるのかというのは。なのでセルフヘアライン加工をするという気持ちで試してみました。
結果、これ。随分とゴワゴワなヘアラインだなー、という感じになりました(笑)。でも触ってもツルツルなので水垢自体は消え去ってます。そりゃそうだ。
結論:素人は紙やすりを持ってステンレスを磨いてはいけない(線キズ上等ならOK)
当たり前と言えば当たり前なんですけど、技術と道具を持ってるプロには敵いませんよ。でも水垢を消し去る事が出来て満足したからいいです。今回はここでストップだけども、仮にこの先があるとしたら……さらに番手の大きい紙やすりを使用するとか、コンパウンドを使うとかかなぁ。あと何だっけ、グラインダーだっけか。それでも完全に鏡面は無理だと思うよ。
最終的に手持ちの金属磨きで磨いたらゴワゴワなセルフヘアライン加工も少し柔らかくなり、ピカピカになりました。水濡れなわけじゃないんですよ、これ。人間の手の感覚じゃツルツルですよ、ツルツル。いやー水垢ゼロっていいですねー。
そもそも上にカゴを置けばほとんど見えなくなりますもん。ワークトップやシンクは絶対にやりたくないけど、まぁ水受けトレーくらいはフリーダムに水垢落としても大丈夫だなと思いました。