前回の続きです。
もうね、ここまでやってもダメなら穏便には済ませられませんね。いやドライヤーで熱風当ててる時点で既に穏便じゃないんだけども。どうするか。どうしようかなぁ。どうしたもんかなぁ。何か手持ちで使えそうな物……なんて考えてたら、そういえばありました。ニオイが苦手だからって厳重に封印されたアレが。
そのアレ。アメリカはボンナミ(ボンアミ)社製のクレンザー、その名も「Kleen King」で、いいんだろか。このブログの初っ端に出てきて以来、まず使われる事が無かったのは、あまりに厳重に封印し過ぎて存在を忘れ去っていたから。まぁ普通のクリームクレンザーでどうにかなるしー、なんつって。それはともかく、普通にクレンザーだし使えるかなーと思って試してみる事にしました。
これが使用前。端っこに超頑固な水垢が居座ってます。
そして使用後……あれ、さほど期待もしてなかったのに落ちてる!
分かりやすく暗くしても、ほらほら落ちてる落ちてる!
というわけで、今までの苦労は何だったんだというくらい、あっさり落ちました。なんてこった!
あ、ただし傷は付きますよ。自然光だと目立たないけど、真上の照明ONにするとそりゃもう目立ちます。でもいいの、水垢が目立つよりはよっぽどマシ。あと水切りカゴ置いたら見えないもんね。
何故クリームクレンザーでは落ちなかったのか
普通の汚れには重宝するジフですが、超頑固な水垢には太刀打ち出来ませんでした。
成分を見ると、研磨剤の含有率が20%で残りは界面活性剤プラス以下略、という感じ。分散剤って何ぞやと思い調べたところ、ざっくり言うと油汚れを落としやすくするもの。というかジフの成分表ページに全部説明書いてました。ちなみに研磨剤は炭酸カルシウム。ガラスやステンレスより柔らかいので傷を付けずに優しく頑固な汚れを落とすとか何とか。研磨剤が石英じゃ硬くて傷が付くって。
一方、クリーンキング。
とりあえず分かるのは「ステンレスや銅製品に」ってのと、内容量42グラム。あとビタクラフト磨くならこれオススメとか。いや落ち着け裏面見ろって。
普通に日本語だったよ、あははは。しかし成分見たら研磨剤91%。クリームクレンザーの含有率が20%に比べたら、研磨剤の含有率が段違い。研磨剤が何なのかはちょっとよく分からなかったんだけども*1、とりあえず研磨剤の含有率の差なんだろうか。
というわけで、結局のところは「研磨しろ!」なんですかね。クリームクレンザーより粉末クレンザーの方が研磨剤の含有率が高いので、より強力に研磨出来るのかと。一番良いのは水垢を酸でどうにか溶かす事なんだけども、もう白く固まっちゃった時点で……うーんどうなんだろ、そんな容易に溶けるとも思えない。というか容易に溶けるような強力な洗剤(酸性)があったら、ステンレスまで被害及びそうで……正直、使うの恐いですよね。
てなもんで、そこまで強力な水垢だったらもう色々と諦めて粉末クレンザーで一気に解決を図りますかね。多少の犠牲(キズ)は仕方ない。力でゴリ押し。力こそパワー。そういう事なのでした。
次回は更に強力な「どうしようもない水垢」に挑んだり色々と。
*1:霞石閃長岩? なのかなぁというあたりまでは辿り着いたけど挫折