ちょっとした飾り程度以外は冷蔵庫に何も貼りたくない、そう思ったのは旧居で暮らしていた時の事。それが両脇にゴミ箱やタオルバーなどがくっ付いていき、とうとうホワイトボードまで貼る始末になるとは……完全なる敗北です。
何故ホワイトボードを貼る羽目になったのかというと、母と同居してから「言った・言わない」問題が軋轢を生んでいるからです。私が結婚する前なんかは母が父に対して「言ったのに『言ってない』って言い張る！」とプリプリしていましたが、今度は自ら「言ってない」と言い張るように……やっぱり誰しも通る道なんスかね。年齢が年齢なので認知症の疑いも出てくるものの、言った事を忘れるというのが３分10分などというレベルではなく前の日の話なので、単に物忘れなのかなぁどっちにしても老化現象だわなぁ……というわけ。じゃあ書くしかないわなと思い立ち、ホームセンターに車を走らせホワイトボードを買ってきたのです。以上、ホワイトボード購入までの経緯の説明終わり。
そしてホワイトボードをどこに置こうかと考えたら、冷蔵庫が一番目につくし、むしろ他の場所だと目につかず見てもらえないという結論に至ったのです。
試しに貼ってみたところ、非常に目立ちます。小さいサイズも考えたんだけど、やはり老眼には大きな文字……大きなボード……しかし目立つな……完全なる敗北感に包まれました。どうせなら優しさに包まれたいです。これじゃ目に映る全ての事がメッセージどころか普通にボードに書かれたメッセージしか目に映りません。インパクト大。
馬鹿な事ばかり考えてないで、多少一工夫した方がブログのネタに……ゴホゴホ、見栄えもマシになるんじゃなかろうかと一工夫してみました。ただマスキングテープ貼り付けただけだけど。テープの幅がボードの縁にピッタリなのは少し驚きました。単に偶然だけども。
多少マシになったような気がします。イレーザー（字消し）はボードじゃなくて冷蔵庫の左扉の方に付けました。なんかね、ボードに貼り付けると邪魔なんですよ。右側の方が圧倒的に開閉頻度が高いというのもありますかね。字消し付きのペンでも良かったのかもしれないんだけども、チマチマ消すのが面倒なのでイレーザー買いました。ペンは冷蔵庫脇のワゴンの上に置いてます。冷蔵庫の前を通る度に書くわけじゃないし、近くに置ける場所があるなら貼り付けない方がスッキリするかと思って。焼け石に水だけどね（ぼそり）。
ちなみにこれを導入した時の母の反応ですが、「えー」と嫌がってましたね。ありがちですが年寄り扱いされるのが嫌なんでしょう。じゃあどうしたかって？ 私が「私だって忘れるんだから！ 冷蔵庫の中身とか！」と、身を切って納得させましたよ。それで納得されるの辛いわ。
