そんなこんなでシルバー人材に残りのゴミ処分をお願いしようという話になり、見積もりの立ち会いに行かされたのが私です。まーね、ゴネたよね。あそこまで何もするなと言われたら行きたくねぇと。でも行った。仕方ないから行った。大人だから。
テレビやタイヤなど全部まとめて処分するわけなので廃棄物処理業者に頼むのが筋だと思うのだけど、選ばれたのはシルバー人材。いやそこまでしてくれないと思うよ? ただクリーンセンターに運ぶくらいだと思うよ? 案の定、見積もりに来た職員の方は
「タイヤ……は、無理ですねぇ」
「この辺(木くず)は大丈夫だと思うんですけど」
「段ボールは大丈夫ですよ」
結局のところクリーンセンターに持ち込める物以外はNGというわけであり、思ったよりも物が多いので軽トラ2台で2往復くらいだろうかという見積もりに。何というか、職員の方もゴミ専門というわけではないのでよく分からないらしい。というわけで見積もりは15分程度で終了しましたとさ。そのために私は往復2時間掛けましたとさ。かえってこういうのが疲れるんだよな。たったそれだけのために、って。
それにしても解体などしていない状態だったら台数が増えるか往復回数が増えるかだったんだろうな。何も整理していない状態だったら持ち出すのにも倍は苦労しただろうな。何せ運ぶのはゴミ処理業者などではなく普通の農家のじいちゃん達だもの。何言われようと片付けといてよかったよ。
何かもうやる事は本当に無さそうなので、台所の物も持ち帰る。脚立とホウキとチリトリは引き渡し時。
玄関に置いてあった燃やせないゴミも小屋に全部入れといた。そしたら留守だろうが何だろうがゴミ持って行けるだろうから。
というわけで、本当の本当に最後になりました。グッバイ、旧居。今まで楽し……くはなかったし、辛い思い出の方が多かったけど、それでもここで暮らした事は一生忘れない。