今まで色々な物を破壊・解体などしてきましたが、これを解体する日が来るとは思いもしませんでした。
流し台。思えば引っ越してきたあの日から
――超長くなるのでカット――
というわけで、良い思い出など全然無いわけです。せっかくリフォームする確約を取り付けたというのに、色々なタイミングが合わずポシャったのが一番恨めしい記憶ではあるものの、最終的には夫実家を建て直して引っ越す事になったのだから、まぁリフォームしなくて良かったねという結論に至るわけです。でもなんか釈然としない。そんな思いが詰まった台所、この流し台であります。
ちなみにIHクッキングヒーターは使いたいから残しておいてくれという話なんですが、1年振りによく見ると……あの、これ、本当に使うんですかと問いたくなるくらいボロッボロなんですが。錆とか汚れとか錆とか錆とか。まぁ言われたら残しとくしかないので残すんだけど、やー、うん。どうにもこうにも歯切れが悪いのです。
IHを取り払ったところ、そこそこ汚れてました。こういうのもね、引っ越す時に取り除けって話なんですけどね。スマヌ。
ズルズルとコンロ台を引っ張り出しました。果たして解体出来るのか、さすがに古タンスなどとは違うだろうなぁと身構えてみたものの、こうして見ると解体出来そうですよね。とりあえず木材ならどうにかなりそうな気分。
そんなわけでとりあえず背板をベリベリバリバリと剥がしていきます。
作業中にポストに何か投函されたような音がしたので見てみると、某住宅会社の見学会のチラシでした。いやーリフォームのチラシだったら興味あったかもしれないのにねー。
なんてどうでもいい事を思いながらコンロ台は解体されました。割とあっさり。
次は流し台の方なんだけど、とりあえず扉やら何やら外せそうな物を全て外すところからですね。
ワンポイントメモ。扉を外す時は蝶番ごと外すのではなく、まずは扉を固定しているビスのみを外して反対方向にグイーッとすると
外れます。この後に蝶番を外した方が楽。蝶番ごと扉を外してから蝶番を外そうとすると結構面倒です。しかしこれ誰が得する情報なんだろうか……。
誰が得するのか分からない解体する時のワンポイントメモその2。細かい金具入れなど用意しとくと楽。うっかり地面に置きっぱなしで踏んで痛い思いをしなくて済みますよ。ちなみにこれは不用な湯呑みなのでそのままゴミとして処分可能。
まぁ、ここまでは楽なんだ。ここまでは。問題はここからなんだよね。まずどうするって、あの排水トラップやらホースやらを外さないと動かせないよな。
あー、底板が腐れて抜けてるから見えやすくて楽だなー(棒読み)。こいつのおかげでどれだけ苦労したか。ホース短くて湯気出てたっけな。包丁仕舞ったら一晩で錆びついたよな。
トラップの外し方が分からないのでとりあえず叩いてみた結果、無事外れました。ちなみに力技(素手)は相当の力が必要かと思います。私は無理。
取れました。中には封水が溜まってるのでぶちまけないよう要注意。だったんだけども、排水ホースの中の水を床にぶちまけてしまったようで結局のところ大惨事になりました。ぎゃあああ。
ええい、忌々しい排水管め。最後の最後まで私を苦しめるつもりか。
床をウェットティッシュで拭きながら作業続行。やはり水が使えないのはかなり辛いですな。背板をジワジワと剥がしつつ、外せそうな部分は外していくのです。
外して初めて分かった事。この流し台、30年前に作られたものでした。
さすがにこの長さだと左右に揺らして倒すのは無理があったので、側板を1つ叩いて外してやりました。その後は簡単に、この通り。
いやー解体出来るもんですね。さすがにこれ以上は小さく出来ないので、このまま持っていくしかないです。
そういやコンロ台のステンレス、裏側はこんなにキレイなんですよ。意外でした。
スースーするわ臭いわで良い事が一つも無いので、排水管はとりあえず現場にある物でどうにか封印しました。
はい、完了。
すっきりしたー!
……頭上のウォールキャビネットは見なかった事にします。さすがに無理。